皆さん,「伝統的工芸品」をご存じですか?「本場大島紬」「川辺仏壇」「薩摩焼」など,すらすら例を挙げられた人は「かごしま検定」マスターの資格も十分かも。
これは,鹿児島県内で,国が指定している3品。全国的には,全部で210品目が指定されています。「南部鉄器」「輪島塗」「西陣織」などをご存じの方も多いと思いますが,織物,陶磁器,漆器,仏壇・仏具,和紙,文具,人形など日本人の生活に密着した様々な工芸品があります。
伝統的工芸品は,長い歴史・伝統を有し,熟練した技で作られます。主要工程が手作業で製造され,芸術的要素があることが不可欠ですが,基本的には日常生活に使われることを前提にしています。
伝統的工芸品には,機能だけではなく,味わいがあります。単なるモノではない「心」を感じることができます。使えば使うほど,年数を重ねるほど風合いが増し,知れば知るほどその良さが分かってきます。
「本物を使いたい」「暮らしの質を高めたい」と思うなら,伝統的工芸品をそのアイテムとしてみてはいかがでしょうか。「伝統的工芸品のある暮らし」が,スローライフ,真に豊かな生活の実現にきっと役立つはずです。
でも,私たちは,どれだけ伝統的工芸品について知っているのでしょう。
接する機会が少なくなっている現実がありますが,今からでも,伝統的工芸品を知るのも悪くありません。
鹿児島にお住まいなら,「鹿児島ブランドショップ」(鹿児島市名山町9-1産業会館1階)
(HP:
http://www.kagoshima-tokusanhin.or.jp)で,鹿児島の工芸品を見て,購入することができます。
東京有楽町の「かごしま遊楽館の3階」でもOKです。
全国の工芸品については,東京西池袋のメトロポリタンプラザビル1階に「全国伝統的工芸品センター」があります。機会があれば覗いてみてください。また,ホームページの(http://www.kougei.or.jp/)も,全国の伝統的工芸品の知識を得たり,購入するのに役に立ちます。
多くの皆様に,伝統的工芸品の魅力を知り,楽しんでもらいたいと願いますが,これにうってつけのイベント「伝統的工芸品の全国大会」が1年に1度開催されます。
今年(平成19年)は,「鹿児島アリーナ」(鹿児島市)で開催。
期間は,11月8日(木)〜11日(日)の4日間。
魅力あふれる全国の伝統的工芸品が一堂に集合し,展示販売のほか製作実演・製作体験等も行われます。また,地元鹿児島の伝統的工芸品も県指定を含めて展示販売等が行われます。これは,圧巻です。
予備知識をつけて,この大会をより深く楽しんでいただくために,伝統的工芸品についての御紹介を「かごしまふぁんネット」で続けていきます。