シルバーパーク芳草園
今回は、とっても明るい雰囲気の介護施設を運営しています
シルバーパーク芳草園にお伺いいたしました。
鹿児島県日置郡松元町にあります「シルバーパーク芳草園」はちょっと離れた駐車場からでもお年寄の方の笑い声と、楽しい雰囲気が伝わってくる、とても明るい施設です。
老人ホームの理想・・・いつも「笑い声があるところ」を目指し、私がお話を伺っていたお昼過ぎの時間にもみなさんで楽しく歌を歌っていました。そしてスタッフの方々はその回りで手をとりあって踊っていました。お昼の時間にお昼寝などさせずに、しっかり楽しんでもらって、ほどよい疲れを感じて、夜にはぐっすり眠るという方針。
個室は、暇になる時間を与えてしまいよくない、という理由から3回の食事の時間も含めて、1日5回も園内の全員が顔をあわせる時間を作っているのだとか。
ある夏の午後の時間、みんなで散歩に出かけた時、一人のお年寄の方が「こんな暑い日にはアイスクリームが食べたいね」と言ったそうです。その時から、今まで果物だったおやつが、アイスクリームに変わったのだとか。
お年寄の一人が「あの歌が聞きたい」と言い出したのはアメリカの映画音楽。それでもリクエストに答えてオルガンを弾く伴奏者。
この施設は、お年寄の方々自身のやりたいことで毎日が進んでいて、そのお手伝いをスタッフの方がしているとってもアットホームなところでした。とても私が描いていた「老人ホーム」の暗い雰囲気など全くありませんでした。
高齢化社会が進む世の中になっていますが、こんなに楽しい時間が過ごせるところがもっと増えると、寝たきりになったりする暇なんてないのでは、と感じました。