鹿児島は日本有数の食の生産基地。温暖な気候と肥沃な土壌、豊饒の海に恵まれ育まれた、黒牛・黒豚・魚介・米・野菜・フルーツ。そして焼酎やさつま揚げに代表される、加工食品、さらには九州南端から種子島・屋久島、奄美諸島まで連なる広大さは、食文化・芸能・伝統工芸品の多様性を生んでいます。
鹿児島発のショッピングモールとして晴天街は、そんな豊かな鹿児島から魅力ある逸品を選び出し、ここ「かごしまの達人」からみなさまにご紹介させていただきます。
かごしまの竹職人が一つ一つ懇切丁寧に作るおしゃれでかわいい「かぐにゃん姫」
世界にあなただけの鹿児島の竹職人手作りのねこハウス、竹の魅力をあなたも感じて!
昔から「招きねこ」と言う言葉があるようにねこには人を幸せにする特別な力があるようです。
「新しくねこを迎えたら彼氏ができた!」「仕事がトントン拍子に進んだ!」などの話を、ねこを飼いだした人達から聞いたことはありませんか?
ねこが家にきたことによって幸せが舞い込んでくる…
そんな幸福をもたらしてくれるねこ達のことを「福ねこ」と 呼ぶそうです。
幸福を運んでくれるねこちゃん達にも、幸せを作ってあげましょう。
そんなねこちゃんのために鹿児島の竹で作ったねこのお家「かぐにゃん姫」を用意しました。
鹿児島は古くから竹にゆかりのある土地で、竹林面積は全国一と言われています。なかでも孟宗竹は鹿児島から全国に広まったといわれ、昔から竹製品は日用品として広く利用され親しまれてきました。
竹の持つ特性やその伝統を生かして鹿児島県内各地では、かご・花器・酒器・箸・すだれなどいろいろな竹製品が生産されています。
さて、素材としての竹は種類により細やかな風合いや色合い、そしてしなやかでしかも強い製品を生み出します。
他方、竹には抗菌作用や鮮度保持作用があります。昔の人もそのことに気づいていて、長旅のときにはおむすびを竹の皮に包んで携帯し、竹の水筒に水を入れ、腐敗や痛みを防いでいました。また、巻き寿司に使う巻きすが竹で出来ているのも、抗菌作用のゆえんです。
また、遠く北陸の地域ではお母さん達がわらを使って作成するネコのお家、「ねこちぐら」が冬場の内職として考案されました。今ではその「ねこちぐら」の名も全国区となっておりネットでは注文も数か月待ちとなっているようです。
竹を素材とした「かぐにゃん姫」は鹿児島市竹工芸振興組合加盟の竹職人の手により細かく編み上げられるためねこちゃんの爪とぎにも十分耐える製品となっていますし竹の醸し出す風合いはインテリアとしても十分お使いいただけるものと思います。
消臭性・防カビ性・保湿性に優れ、夏涼しく冬暖かいきめ細やかな鹿児島産の竹で作られた「かぐにゃん姫」、お宅のねこちゃんのためにいかがですか。
正面
横
職人の仕事場
かぐにゃん姫は、「あじろ編み」を基本に 制作しているため、緻密で重厚感があります。ねこハウスとしてだけでなく、 工芸品としての魅力もご堪能ください。
竹産業振興センターは、平成元年に市内の竹産業の振興を図るために、業界の技術研修の場、竹製品製造の拠点として建設されました。また、市民の方々に、本市特産品である竹製品に対する理解を深めていただくために、広く施設を無料で開放するとともに竹工芸の後継者育成を目的として、竹工芸講座を開催しております。
協力:鹿児島大学美術部
キャラクター作成:柳田夏希さん(鹿児島大学美術部)