東京の大学へ行っていた人が、夏休みが近づいた頃、「早く鹿児島へ帰って氷白熊を食べたい」と言ったところ、周囲の友人たちが「鹿児島の人って氷白熊を食べるの??」と驚いた話しがあります。
かき氷の練乳かけにフルーツがいっぱい入った、鹿児島県民にとってはなつかしい味の「氷白熊」。氷白熊が出来たのは、昭和7・8年。 鹿児島市の西田本通りにあった綿屋さんが、夏の副業としてかき氷屋を営んでおり、そこの新メニューとして登場したそうです。
氷白熊の名前は、かき氷にかけた練乳の缶に白熊印のレッテルが貼ってあったのをそのままもらったのだそうです。 この氷白熊は大変評判になり、やがて鹿児島市内中の店がこれを出すようになったということです。
セイカ食品では昭和40年代後半より、これらを参考に工場生産のカップものに仕上げ南九州で販売し、大ヒット致しました。 以来製品改良を繰り返し、現在の味にいたっております。